にくうどん

shoka・svaha・shava

正せよ夏のこの状況を

夏が始まっている。やめてくれぃ。わめいても何も始まらないのに、夏だけは始まる。やい夏、恥知らず、この恩知らず。さっさとオラのむらさから帰(けえ)っくれ。帰(けえ)った帰(けえ)った。就活だに、結婚だに、らいふすてーじあげんなって言ってる。こんな減らず口を叩いてないで、夏の終わりの自分に向けて、夏の自己紹介と変態目標をしようか。

 

初夏の肉うどん 10円引き券

おめぇ誰だって思うから自己紹介行ってみよう。肉うどん。東京生まれ東京育ち。一人称私>俺。神奈川県への登校で精神を病む軟弱者。敗北主義者。大学か俺かそろそろ決着つけようかとこないだまでイキってたけど、社会での大卒資格の影響力を認知できるようになったら急に怖くなった臆病者。毎日23時30分ごろに(きっかりというわけではない)薬を12錠服むせいで、胃からやつれている。なお、体重は減らない。

最近尊敬する人物、立川談志。でも残念ながら、落語という芸能に対するハマりがないので、枕しか聞けない。悪いけど、談志が死んでることにホッとする。枕しか聞けない人間なんて嫌でしょう。最近好きな作家、村田沙耶香。友人からこれくらいはよんどけと言われて読んでる谷崎潤一郎はいっこうにページが進まないが、村田沙耶香はするするサクサク。登場人物の女性の非常識かつ本質的な行動が、コウモリの体表のような独特の湿気を持って襲ってくる。これがたまらんのだ。小田急に乗るという苦痛と村田沙耶香という異能の掛け算は時空間転移を引き起こし、新宿に連れて行ってくれる。たまに登戸くらいで読み切って困ることもある。もう私は、村田沙耶香という感染症に罹患してしまった。最近調子に乗ったこと、黒沢明の「蜘蛛巣城」を見た記念に図書館で英語版の「Macbeth」を借りた。パラパラ見たり、ひっくり返してみたり、齧り付いたりして、ようやく序文が読み終わった。もっと優しい洋書を読もうと思った。まだまだ調子に乗ったことはある。今回のタームはマジ調子乗りまくりだ。まずアラビア文字の練習に3日くらい溶かした。なんか、かかっちゃうとあらゆるできないことが目につく。これで他のことができなくなって続かない人間になってる。悪辣。あとは、急に曼荼羅が見たくなって上野の「神護寺展」に行って、高いグッズ買いそうになったり、友人に勧められて行った黒沢清の講演会が思った以上に長くて、翌日疲れて動けなくなったり、ずっと痛い目を見ている。あと幾つ痛い目みるとお正月なのか。

 

20歳きしょい。

20歳きしょい。お風呂の排水溝に溜まった髪の毛くらいキショい。二十歳、成人式からいいことない。マジで憲法に詳しくなったのと映画鑑賞と乱雑な読書しか目立ったことがない。最近、憧れていた愛液みたいな、軽く泡立ったような、なんか触れづらい流体的な雰囲気が自分から醸し出されている。いわゆるメンヘラだ、全くみっともないし、面目ない。憧れを自分なりの人格に解像的改造して、変化するのが自分の生き方であり、20歳は蝶で言えば大変態中のさなぎちゃんなわけだが、どうにも気分が悪い。これが羽化の兆し?それとも、羽化失敗ニートの予感??こういう粘度の高い人格は自分の好みじゃないことがわかったことが収穫。もっとカラッとした、あっけらかんとした、響けユーフォニアム田中あすか先輩みたいになりたい。20歳の残りはこの20歳人格をさらに言えば大学人格を行動によって変容させたい。てにおはからやり直す。

 

最近日本語文法をふんわり学んでいます。ようやく一冊理解できました。

 

 

まぁみんな仲良くやろうじゃないか。我は我、君は君。されど仲良き。気が向いたらお前の近況も教えてくれ。